一年間家を空けるので、ほこりがたまりそうなものなど、箱に入れて少し家の整理をする。そこにあった物を箱に入れる、ただそれだけの事だけど、あった物がなくなった空間が何だかとても新鮮だったりする。

『1ねんに 365のたんじょう日プレゼントをもらった ベンジャミンのおはなし』(バレット夫妻 著 / 偕成社 出版 / *うちにあるのは1998年8月11刷)という本を思い出した。

誕生パーティーをして、友達にたくさんのプレゼントをもらったベンジャミン。嬉しくて、みんなが帰った後も、その幸せをかみしめていましたが、次の誕生日が来るまで365日も待つ事を思うと悲しくなりました。

プレゼントの包みを開ける時のわくわくした気持ちが味わいたくて、ついにベンジャミンはいい事を思いつきました。もう一度もらったプレゼントを包んで寝るのです。そうすると翌日もう一度、包みを開ける楽しみを味わえることになります!

あくる日目覚めた彼は、まるで誕生日がもう一度来たような気分になりました。そしてその晩、もう一つ別のプレゼントを包みなおしました。・・そうしてベンジャミンは毎晩家にある物を何か包んで、翌朝の自分へのプレゼントにして、とうとう365日、毎日プレゼントをもらう事ができたのです。

366番目の日はベンジャミンの本当の誕生日。ベンジャミンがもらった物は・・?

というお話。最後のページはこうです。

『これいじょう、もう、たんじょう日のプレゼントはひとつもいらないと、ベンジャミンは、おもいました。なぜなら、じぶんのまわりに あるものは、なにもかも プレゼントになったのですし、また、いつでも プレゼントになるからでした。』